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2008 年度 実績報告書

中小企業のIT戦略を支援するオープンソース情報システムの開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 20530333
研究機関宇部工業高等専門学校

研究代表者

内田 保雄  独立行政法人国立高等専門学校機構宇部工業高等専門学校, 経営情報学科, 教授 (70321487)

研究分担者 玉城 龍洋  独立行政法人国立高等専門学校機構宇部工業高等専門学校, 経営情報学科, 講師 (60413837)
田川 晋也  独立行政法人国立高等専門学校機構宇部工業高等専門学校, 経営情報学科, 講師 (40435459)
キーワード経営情報 / オープンソース
研究概要

本研究は、激化する競争環境下における中小企業のIT戦略を支援するための情報システム・モデルを、オープンソース・ソフトウェアを用いて開発・研究することが目的である。また同時に、中小企業におけるオープンソース利活用時の問題点を解明することをも目指すものである。
具体的には、構築と運用が容易でかつコストを抑えるために「オープンソースによる情報システム」を開発し、中小企業の情報戦略を支援するシステムとして汎用モデルを制作することを目指す。また、運用評価をもとに、中小企業においてオープンソースを利活用する際の問題点を分析し明らかにする。
本年度は、オープンソースを用いた中小企業向けのトレーサビリティシステムに焦点を当てて研究を実施した。現在、電子タグや二次元バーコードなどの自動認識技術の実用化を背景として、企業におけるトレーサビリティへの取組みが進みつつある。製品に関するさまざまな履歴情報がサプライチェーン上において一貫して管理・参照されるためには、それらの情報を企業間で共有するための情報ネットワークやデータベースの整備が必要であり、その中心的な役割を果たすのがEDIシステムである。オープンソースソフトウェアをベースとして、とくに中小企業に適した分散型トレーサビリティシステムを提案する。そのために、まず、トレーサビリティに関する先行研究のレビューと質問票調査データにもとづいて、中小企業におけるトレーサビリティシステムの導入要因について探索的な分析を行った。つぎに、電子タグや二次元バーコードとEDIシステム、そして社内のバックエンドシステムとの連携の現状と問題点について検討した。そして、以上の分析に基づいて、オープンソースソフトウェアを用いた中小企業に適合的なトレーサビリティシステムのモデルを提示し、その実務的な含意を議論した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] A New Traceability System for SMEs with Open Source Software2009

    • 著者名/発表者名
      Yasuo Uchida
    • 雑誌名

      WSEAS TRANSACTIONS on BUSINESS and ECONOMICS Issue 1, Volume 6

      ページ: 1-10

    • 査読あり
  • [学会発表] Development of a Traceability System Based on Open Source Software for Small and Medium Enterprises in Japan2009

    • 著者名/発表者名
      Yasuo Uchida
    • 学会等名
      The 3rd WSEAS International Conference on COMPUTER ENGINEERING and APPLICATIONS (CEA'09)
    • 発表場所
      Zhejiang Wanli University, Ningbo, China
    • 年月日
      20090110-20090112

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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