研究概要 |
研究最終年度となる平成22年度においては,これまで実施してきたグローバル企業の海外拠点におけるトップマネジメントに関する研究成果を踏まえ,理論面,実証面の双方において完成度を高める作業を行った。そして,それらの成果を国内外の学会における発表や,著書・論文としての出版につなげていった。さらに,研究成果を今後の関連する研究に発展させるべく,新たな理論構築作業や追加の実証調査も積極的に推進した。 まず,本研究課題の主要な成果である,グローバル企業の海外拠点におけるトップマネジメントの人員構成の変化,およびトップマネジメント人員構成の海外拠点業績への影響に関する研究論文が,それぞれ,International Journal of Human Resource Management誌およびZeitschrift fuer Betriebswirtschaft誌に掲載されることが決定した。前者はすでに発行され,後者は印刷中である。また,これらに派生する形で,新たな研究論文につながると考えられる成果について,Academy of Management, International Human Resource Development Conference, Academy of International Business Southeast Asia Regional Conferenceなど,海外の学会を中心に報告を行った。これらの研究成果は,さらに内容を改善した後に,学術論文として主要な海外ジャーナルに投稿していく予定である。さらに,今回の研究成果と,将来の関連研究の橋渡しとなるべく資料収集のため,理論論文の作成や,首都圏のグローバル企業を主たる対象とするインタビュー調査等を実施した。
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