研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、いわゆるフードビジネスに焦点を当て、そのグローカル化のプロセスを理論的かつ実証的に検討することにあった。研究の結果、システム技術の進展と普及がフードビジネスの海外展開をうながし、調理師の特殊技能を一部代替する一方で、システム上に載せるメニューは、それぞれの国・地域の嗜好性によって多様化するだけでなく、当該食文化発祥の国に逆輸入され、新たな食文化の形成をもたらす場合もあることが明らかとなった。