研究課題
基盤研究(C)
本研究では、北欧デザイン産業の中でも特に世界的な評価が高いデンマーク家具産業に焦点を当て、北欧家具産業の競争力について調査研究した。北欧デザイン産業は事業モデルの転換点を迎えており、IKEA 等グローバル戦略を展開し、廉価な普及品を販売する家具企業の台頭により、消費者の家具の購買行動が変化していること、かつては対等であったデザイナーと工房の関係が変化していることや、そのことにより伝統的な技術を持つ工房の多くが大手家具企業の下請けと化してしまっていること、などを指摘した。
すべて 2011
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京都マネジメントレビュー 18号
ページ: 1-19