研究課題
平成20年度は、当地での研究者、技術者の流動性に関わる情報を収集することに主眼を置き、フィールドワーク調査を中心に行った。インタビューは平成19年度に培った人的ネットワークにより、企業人(大企業に雇用される研究者、技術者、ベンチャー企業の経営者、雇用される研究者、技術者、ベンチャーキャピタリスト、人材派遣会社社員)、大学人に対して行い、キャリアパスに関する経歴、就業観、これまでの処遇に関する情報を収集した。またスタンフォード大学のキャリアセンターにて、卒業生の就職状況、キャリアパスに関して情報を求めたが、ウェブからアクセスできる情報以上には、開示できないとのことだった。これに関しては人的ネットワークにより、インタビュー等で追加情報を求める予定である。インタビューでは、専門職、高学歴者の労働市場、経歴の評価、処遇、就業観、家族の状況について尋ねた。それらは平成21年度調査の予備的知識、現状把握資料として調査票作成で役立っている。昨年度の研究は以下に示すスケジュールで行った。平成20年6月〜8月上旬 平成19年度に収集した情報から8月の調査のための準備平成20年8月中旬から約3週間 米国 西海岸 ベイエリアにて 資料収集、インタビュー調査実施平成20年9月〜12月 インタビューデータの整理平成21年1月 追加インタビュー調査実施平成21年3月中旬から約2週間 調査票のたたき台をもってスタンフォード大学、UCバークレー大学の研究者および研究者、技術者に量的調査実施に関する相談。
すべて 2009 2008
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件)
同志社社会学研究 第13号
ページ: 1-18
Japan Labor Review Vol. 5, No. 3 Summer
ページ: 61-82
社会学評論 第59巻第3号
ページ: 532-550