• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

公的医療保険の効率性ー逆選択が存在する市場における政府介入の是非ー

研究課題

研究課題/領域番号 20530392
研究機関立命館大学

研究代表者

山本 信一  立命館大学, 経済学部, 教授 (90388108)

キーワード公的医療保険 / 情報の非対称性 / パネルデータ分析 / OECDデータ / 国際会計基準 / 保険負債の時価評価 / 保険会社に対する法人税
研究概要

Asia-Pacific Journal of Risk and Insuranceに、修正論文を再投稿するための研究を行った。査読者の「なぜ、医療保険は、民間より政府が行った方が効率的なのか」という質問に答えるべく、立命館大学経済学部教授の大川隆夫先生に第二著者になっていただきミクロ経済学の理論との整合性を強化した。さらに、英文ジャーナルのスタイル等に合わせ、論文の流れや英文表現を強化すべく、St.John's Universityのリスクマネジメント学科長のW.Jean Kwon氏に第三著者になっていただき、英文の構成を抜本的に見直した。
これにより、導入→先行研究→仮説→モデル→実証の流れが明確になった。さらに、実証部分の最初に、統計まとめを入れることにより、英文論文として読みやすくした。その論文を、2010年12月に、Asia-Pacific Journal of Risk and Insuranceあて再度投稿した。
また、逆選択が保険市場へ与える影響を分析しつつ、保険の実務分野への影響を探るため、国際会計基準および法人税法についても研究を行った。現在のIASB(国際会計基準審議会)の案では、負債の現在価値評価にあたって、被保険者の逆選択を考慮して行うことになっており、逆選択が保険負債に与える影響は極めて大きい。これに関連して、国際会計基準の動向に関する報告書を公刊した。さらに、日本の法人税制と国際会計基準の関係についても分析し、論文を公刊した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 国際保険監督および国際会計基準等の最近の動向に関する研究2010

    • 著者名/発表者名
      米山高生、山本信一
    • 雑誌名

      課題別研究シリーズ(全労済協会)

      巻: 1巻1号 ページ: 1-64

  • [雑誌論文] 生命保険会社の法人税課税ベース改革論2010

    • 著者名/発表者名
      内山昭、山本信一、濱崎高
    • 雑誌名

      立命館経済学

      巻: 59巻2号 ページ: 131-157

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi