単に"事業リスクが存在する"という情報だけでは、情報の受け手は意味ある行動をとることはできない。事業リスク情報はそのコントロール情報とあわせて開示される必要がある。その際、リスク情報及びコントロール情報を、視覚的に分かり易く伝達するため「リスク・コントロールのカラーリングマップ開示」が有益であろう。また、組織体のコントロールの成熟度に着目すれば、必要なコントロール水準を段階的に引き上げてゆき、それにあわせて保証水準の厳格度も引き上げてゆく「段階水準型保証」という新しいタイプの保証モデルが求められる。
|