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2009 年度 実績報告書

内部監査の理論的・制度的・実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 20530425
研究機関早稲田大学

研究代表者

友杉 芳正  早稲田大学, 商学学術院・会計研究科, 教授 (60085074)

キーワード経済性 / 効率性 / 効果性 / 合法性 / 合理性 / 合目的性
研究概要

内部監査の一般理論の構築化のため、仮説の合法性・合理性・合目的性の「3合理論」と、経済性・効率性・効果性の「3性理論」の適用可能性を目指し、理論的妥当性を有するとの観点から、会社の内部監査部長、監査役、日本内部監査協会の関係者にヒアリングを行い、その分析知見をもとに、内部監査モデルの完成化を図ることを行ってきた。
経営活動・経営事象が合法的であるが合理的でない場合、逆に合理的であるが合法的でない場合、それには合目的的であるか否かを加えて検討する必要がある。また、経済的であるが、効率的ではない場合、逆に効率的であるが経済的でない場合、それには効果的であるかを加えて検討する必要がある。それらの組み合わせが多くあるが、理論的妥当性と実務受容性から、有効な組み合わせを模索してきたが、会社規模の大小によって差異がみられ、まだ明確な結論には至っていない。
内部監査に会計監査、業務監査、経営監査があるとする3形態をとるか、会計監査と業務監査の2形態に立つか、それとも会計監査は会計業務監査として業務監査に一元化できる1形態の立場を取るかがあるが、2形態説が理解されやすい。業種を考慮しても同じなのか否か、今後は、内部監査部長にヒアリングを行い、現状把握、問題点、解決可能点を探る必要がある。
日本内部監査協会(社団法人)の「内部監査研究部会」(平成18年4月から開始)での活発な議論を受け、会社内での内部監査の位置づけ・有効関係を明らかにする示唆を受けているので、それをもとに内部統制監査との関係把握に努めている。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 会社連携監査の課題と展望2010

    • 著者名/発表者名
      友杉芳正
    • 雑誌名

      会計 177巻

      ページ: 14-25

  • [雑誌論文] 監査の本質とインセンティブのねじれ問題2010

    • 著者名/発表者名
      友杉芳正
    • 雑誌名

      税経通信 65巻

      ページ: 51-56

  • [学会発表] 会社連携監査の課題と展望2009

    • 著者名/発表者名
      友杉芳正
    • 学会等名
      日本会計研究学会
    • 発表場所
      関西学院大学
    • 年月日
      20090903-20090904
  • [図書] スタンダード監査論(第3版)2009

    • 著者名/発表者名
      友杉芳正
    • 総ページ数
      365
    • 出版者
      中央経済社

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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