研究課題
基盤研究(C)
本研究は、プレ近代中期における本居宣長の業績が、幕末~明治期のネイション(日本国民としてのアイデンティティ)形成に決定的な役割を果たしたことを論証した。宣長が主導した国学は、仁斎や徂徠の方法を、無文字時代の日本を記述するテキスト『古事記』に適用するもので、当時の社会規範や制度のありようを、独自のテキスト操作によって実証的に明らかにした。これを基礎に、幕末期のネイション形成の言説が可能となった。
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朝日ジャーナル(週刊朝日臨時増刊)
巻: 5057号 ページ: 125-127
巻: 5058号 ページ: 134-136
思想地図
巻: 5号 ページ: 113-130