研究課題
基盤研究(C)
本研究では、青少年がどのようにして、様々な<悪>の観念を分別し、理由付け、序列化していくのかについて、社会調査データを通じて明らかにした。主な知見は以下のとおりである。(1)青年期における規範意識の弛緩は、20歳前後をピークとするユニバーサル加齢曲線を描く。(2)弛緩する規範は、性や自己決定に関する内容が中心であり、公正や危害の規範はほとんど変動しない。(3)性的発達がスイッチとなり、規範意識の柔軟化や序列化が進行する。(4)こうした青年期の変化は、ヒトの社会性や道徳性を高次化させる適応戦略の一つとして進化論的に捉えられる。
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http://www.hmt.yamaguchi-u.ac.jp/?p=5514