研究課題/領域番号 |
20530493
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研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
益子 英雅 中京大学, 国際教養学部, 教授 (50329653)
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研究分担者 |
東 弘子 愛知県立大学, 外国語学部, 准教授 (50336666)
糸魚川 美樹 愛知県立大学, 外国語学部, 准教授 (10405152)
角谷 英則 津山工業高等専門学校, 一般科目, 講師 (90342550)
仲 潔 岐阜大学, 教育学部, 准教授 (00441618)
足立 祐子 新潟大学, 国際センター, 准教授 (00313552)
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キーワード | 情報弱者 / 情報保障 / ユニバーサル・デザイン / 社会言語学 / 障害学 / 言語権 / 文字論 / 識字 |
研究概要 |
1.「医療分野ポルトガル語スペイン語講座 公開講演会『外国人との医療コミュニケーション支援』」(文部科学省委託事業 愛知県立大学主催、後援:岡崎市・愛知県)で、糸魚川美樹・川畑博昭「生活の場における多言語化とコミュニケーション支援」(2009/06/20,岡崎市図書館交流プラザ) 2.『社会言語学』9号刊行。言語的少数者・情報弱者をとりまく諸課題やその周辺の論考・書評論文等21編(うち研究分担者分4編)が掲載された(2009/11/30)。元国会図書館司書(中途失聴者)である田中邦夫氏(研究協力者)による報告「講演録:情報はどう保障されているか-中途失聴者から見た現状-」が収録された(報告「情報弱者をとりまく著作権など情報保障上の諸問題」を改題。報告者は2009年末故人となり事実上公的な発信としては「絶筆」となった)。この年報にかぎらず総じて、発表された論文等は、各人の既存の問題意識に即して言語教育の実態と政策を批判的に検討しつつ、ユニバーサル・デザイン確立のための課題・方向性をさぐるものとなった。あわせて、「『社会言語学』(2001~2009)掲載論文キーワード別一覧」が公開された。 3.第4回「情報保障」研究会(ウィルあいち=愛知県女性総合センター第4会議室)で、図書館司書である山内薫氏による報告「公共図書館での読み書き支援サービス」をうけて、討議。ほか、柿原武史「国際結婚夫婦の言語使用について-日本人配偶者から見た言語使用の実態-」、羽山慎亮「知的障害と新聞-活字情報バリアフリーの可能性」、打波(古賀)文子「知的障害者に対する情報のユニバーサルデザイン化の意義と課題」など、共同研究者周辺の研究者による情報保障関連の報告をうけて討議。 『社会言語学』10号の編集会議をおこない、2010年度の研究方針を確認。(2010/03/27-8)
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