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2010 年度 研究成果報告書

組織体逸脱の研究--理論の整理と検証--

研究課題

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研究課題/領域番号 20530496
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 社会学
研究機関立命館大学

研究代表者

寳月 誠  立命館大学, 産業社会学部, 教授 (50079018)

研究期間 (年度) 2008 – 2010
キーワード社会問題 / 企業犯罪・組織体逸脱 / 食品企業 / 社会的コントロール
研究概要

日本の食品企業の逸脱を事例にして、組織体逸脱がいかにして生じるのかに関する仮説の構成と検証を試みた。知見は以下の命題に集約される。
(1)誘因となる逸脱機会や問題状況に直面したときに、企業逸脱は生じやすい。
(2)関係者がコントロールは自分たちには及ばないと状況判断することで、逸脱に踏み切る。
(3)企業逸脱を持続するには企業は逸脱を隠ぺいし、それを可能にする組織編成を必要とする。
(4)発覚後の企業の運命は社会的反作用のみならず、組織の財力やリーダーによって左右される。

  • 研究成果

    (10件)

すべて 2010 2009 2008 その他

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 2件) 備考 (5件)

  • [雑誌論文] 食品企業の逸脱に関する仮説の再検討2010

    • 著者名/発表者名
      宝月誠
    • 雑誌名

      ヒューマンセーフティ研究 3号

      ページ: 41-59

  • [雑誌論文] 事例研究から仮説構成の可能性2010

    • 著者名/発表者名
      宝月誠
    • 雑誌名

      立命館産業社会論集 第46巻第3号

      ページ: 39-61

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 食品企業の逸脱事例とその解釈2009

    • 著者名/発表者名
      宝月誠
    • 雑誌名

      ヒューマンセーフティ研究 2号

      ページ: 49-71

  • [雑誌論文] 逸脱ビジネスの世界2009

    • 著者名/発表者名
      宝月誠
    • 雑誌名

      立命館産業社会論集 第44巻第4号

      ページ: 1-19

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 食の安全性と食品企業の逸脱-1977年から2006年までの日本の動向2008

    • 著者名/発表者名
      宝月誠
    • 雑誌名

      ヒューマンセーフティ研究 1号

      ページ: 39-73

  • [備考] 宝月誠、質的データの活用:W.I.トマス/F.ズナニエツキ『ヨーロッパとアメリカにおけるポーランド農民』(1918-20)、井上俊・伊藤公雄編、社会学的思考、世界思想社、2011、147-156

  • [備考] 宝月誠、「常識」による推論:シカゴ学派は古いのか、社会と調査、6号、2011,99頁

  • [備考] 宝月誠、ラベリング、日本社会学会社会学事典刊行委員会編、社会学事典、2011、148-149頁

  • [備考] 宝月誠、シカゴ学派社会学の理論的視点、立命館産業社会論集、第45巻第4号、2010、45-65

  • [備考] 宝月誠、書評 森田洋司監修『新たなる排除にどう立ち向かうのか:ソーシャル・インクルージョンの課題と可能性』、日本社会病理学会編、現代の社会病理、2010,139-142

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公開日: 2012-01-26   更新日: 2016-04-21  

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