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2008 年度 実績報告書

AR技術と携帯電話のコラボレーションが社会に与える影響に関する社会学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 20530499
研究機関関西大学

研究代表者

富田 英典  関西大学, 社会学部, 教授 (50221437)

キーワード複合現実感 / 拡張現実感 / 携帯電話 / AR技術 / 社会学
研究概要

3年間の研究期間の初年度に当たる2008年度は、まずAugmented Reality(以下ARと略記)技術について、情報産業、Mixed Reality技術メーカー、携帯電話産業、携帯電話端末メーカーについての実態把握を進めた。同時に、すでに商品化されているAR技術、家庭用コンピュータゲーム向けAR技術を入手した。そして、Playstation 3(ソニーエンタープライズ)用ゲームソフト、Wii(任天堂)用ゲームソフトを被験者に利用させパネル調査を実施した。他方で、当初は予想していなかったARソフトが登場したため、その情報収集を行い、「電能フィギュアAris」と「Space on palm」を入手した。これらのソフトを利用した調査を次年度実施したい。モバイル・コミュニケーションについて、携帯電話産業、携帯電話端末メーカー、通信事業者について資料収集および携帯電話文化研究に関する研究の検索収集を行ったが、ここでも予想外の新しい展開があった。そのひとつが「SekaiCamera」の登場だった。2008年9月にサンフランシスコで開催されたTech Crunch50で発表され世界中の注目を集めたこのサービスは本研究のテーマに沿った事例であり、その情報収集に力を入れた。本サービス開始は2009年夏であるので、次年度入手し、当該サービスを利用した調査の実施を検討したい。また、今年度は、北欧、北米、西欧を中心に資料の収集を行った。初期の携帯電話文化研究については主たる研究はほぼ収集した。2000年以降の北欧での携帯電話文化研究は膨大であり、ARと携帯電話の関連を取り上げた研究論文も海外ではわずかではあるが登場していることが分かった。
この一年間で携帯電話とARのコラボレーションは時代の流れになりつつあることを確証した。次年度以降も新しい技術の登場に注目しながら当初の研究を進めたい。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Медiакультура та вiдеоirpи B Японii : розширенареальнiсть та соцльний камуфлЯ2009

    • 著者名/発表者名
      Tомiтa Xiдeнopi
    • 雑誌名

      Народна творчiстъ та етноrрафiя : Японсъка етнолоriя 1

      ページ: 14-21

  • [学会発表] ケータイと若者2009

    • 著者名/発表者名
      富田英典
    • 学会等名
      第8回ケータイ国際フォーラム
    • 発表場所
      祇園甲部歌舞練場八坂倶楽部
    • 年月日
      2009-03-12

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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