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2008 年度 実績報告書

「福祉地理学」の構築と「持続可能な福祉コミュニティ」に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20530502
研究機関千葉大学

研究代表者

廣井 良典  千葉大学, 法経学部, 教授 (80282440)

キーワード福祉地理学 / コミュニティ / 福祉 / 環境
研究概要

これまでの福祉研究は、概して普遍的ないし一般的な「福祉」概念が基礎に置かれ、あらゆる場所を貫通して一義的な「福祉」概念が妥当するものと考えられる傾向があった。しかしながら、たとえば郊外のニュータウンと、伝統的な人間関係が濃密に残る下町(旧市街地)とでは、自ずとそこで求められる「福祉」(たとえば高齢者介護サービスのあり方、コミュニティ形成のための方策)も異なってくるのはないか。したがって、福祉の分野に「地理」あるいは空間(ないし夢所、土地)の視点を導入し、新たな統合を図っていくことが、これからの福祉を考え政策展開を行っていく場合に重要となる。
以上のような問題意識を踏まえ、平成20年度においては、(1)「福祉地理学」という新たなコンセプトに関する吟味を行い、福祉政策と都市政策、土地政策等の融合に向けた基本的な枠組みを整理するとともに、(2)「福祉と環境の統合」を通じた「持続可能な福祉コミュニティ」という新たなコンセプトとその内容の定式化・深化に向けた概念整理等を実施し、また若干のデータ整理を行った。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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