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2010 年度 実績報告書

高齢者見守りにおけるICT活用の効果

研究課題

研究課題/領域番号 20530511
研究機関岩手県立大学

研究代表者

小川 晃子  公立大学法人 岩手県立大学, 社会福祉学部, 教授 (40305280)

キーワード社会福祉 / 情報システム / 医療・福祉 / 高齢者 / 見守り / 安否確認 / 緊急通報システム
研究概要

平成22年度は、平成15年度からICTを活用した能動型の安否確認システムの実証実験を行ってきた宮古市川井地区(旧川井村)と、平成20年・21年度に岩手県社会福祉協議会・青森県社会福祉協議会と連携し実施したICTを活用した見守りシステム(「いわて"おげんき"みまもりシステム」、及び青森県の「新型福祉安心電話」)の実験データの再分析を行った。これにより、緊急時に至る前の予防的措置、高齢者の自己確認の習慣化と援助資源を調整する力の育成、支援ネットワーク形成の3点の効果を明らかにした。
また、岩手県で取り組んできた能動型の安否確認システムを、緊急通報システム及びセンサー活用異変把握と比較検証し、それぞれの利点を活かし高齢者の心身の状態によって使い分けをするとともに、異変把握情報を地域の福祉ネットワークで共有する方策が必要であることを明らかにした。
平成22年度は3年間の成果をとりまとめて報告書を作成した。その成果は、次段階の「ICTを活用した高齢者生活支援型コミュニティづくり」の研究に波及し、岩手県・青森県内における新たな実証的取り組みの基盤となった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 高齢者の見守りネットワークシステム2011

    • 著者名/発表者名
      小川晃子
    • 雑誌名

      福祉介護機器technoプラス

      巻: 4(7) ページ: 15-19

  • [雑誌論文] 「ICTを活用した高齢者生活支援型コミュニティづくり」プロジェクト実践報告2011

    • 著者名/発表者名
      小川晃子・狩野徹・佐々木淳・直井道子, 他14名
    • 雑誌名

      岩手県立大学社会福祉学部紀要

      巻: 13巻 ページ: 65-69

    • 査読あり
  • [学会発表] 能動型安否発信機能を搭載した携帯電話による避難者への支援2011

    • 著者名/発表者名
      小川晃子・細田重憲・青澤希
    • 学会等名
      日本社会福祉学会東北部会第11回研究大会福島大会
    • 発表場所
      福島大学
    • 年月日
      2011-07-30

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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