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2008 年度 実績報告書

中国残留孤児の老後の実態に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20530540
研究機関明治大学

研究代表者

鍾 家新  明治大学, 政治経済学部, 教授 (10281552)

キーワード中国残留孤児 / 老後の実態 / 中国人養父母 / 高齢化社会 / 戦争の後始末
研究概要

平成20年度の研究では、日本の高齢者の生活実態調査に関する先行研究の統計データや研究成果を調べ、中国残留孤児の老後に関する調査に応用できる調査項目や手法を抽出し、分析を行った。<家計状況><住居状況><人間関係><余暇活動と健康管理>などの調査項目を中心に、東京都・横浜など都市部における中国残留孤児の老後の生活実態について、中国語で聴き取り調査などを行なった。帰国後の中国残留孤児の生活を支援してきたボランティアにも調査を行った。中国に再び帰った残留孤児の老後や彼らの養父母に対しても実態調査を行った。聴き取り調査の内容を中心に、論文を執筆し、『客家與多元文化』(日本国際客家文化協会)と『アジア文化研究』(国際アジア文化学会学会誌)へ投稿し掲載されることになった。本研究によって豊かな日本に帰国してきた中国残留孤児は中国に再び帰った残留孤児よりも老後が孤独で不満であることが明らかにされた。本研究は戦争で造り出された境界人の苦悩と現在の日本社会の高齢化の多様性を理解することに役立つ。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 帰国した「中国残留孤児」の老後2008

    • 著者名/発表者名
      鍾家新
    • 学会等名
      国際アジア文化学会
    • 発表場所
      駒沢大学
    • 年月日
      2008-06-08

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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