研究課題/領域番号 |
20530555
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研究機関 | 神戸女子大学 |
研究代表者 |
横山 正子 神戸女子大学, 健康福祉学部, 教授 (70368562)
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研究分担者 |
西田 実継 神戸女子大学, 文学部, 教授 (60164563)
黒田 しづえ 神戸女子短期大学, 総合生活学科, 講師 (20351299)
竹田 和恵 神戸女子大学, 文学部, 助教 (70340932)
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キーワード | 社会福祉関係 / IT教育 |
研究概要 |
教育場面での情報化が進み、学生の情報リテラシーや学内情報インフラが向上している中で、介護福祉教育においても、その活用による効果的な教育が期待される。介護過程の教授には思考過程や問題解決能力など、学生の内面の育成が必要で、e-learningの協調学習や双方向の学習方法や記録システムが役立つと考えた。学内授業の講義、演習と学外の実習が統合するe-learningを活用した「介護過程の展開」教授用教材ソフトの開発とその教育システムからなる「moodle」を用いた教育プログラムI・II・IIIを構築した(授業用教材、演習用教材(動画、掲示板を組み合わせた模擬事例集+評価)、ポートフォリオ(個人・集団のレベルで評価、記録)。また、介護福祉施設、自宅、学校で教員や仲間との同期型・非同期型、非対面型の実習用プログラムIVを構築した。教材は常時Webで配信され、学内、自宅でユビキタスに学ぶことができる。これによって、授業がスムーズに進行し、一人ひとりの授業内容習得状況がタイムリーに把握でき、適切な指導が可能になり、効果があがった。1年目群は通常の授業、2年目対象群学生にはプログラムで実施し、その成果を比較したところ、特に演習ケースメソッドが効果的であった。介護実習ではwebを活用した実習日誌による教員と実習指導者の指導を行った。今後は教材の精鋭化と、評価方法の改善が課題である。
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