沖縄社会の共同性と沖縄住民のアイデンティティとの関連に留意しながら、戦前および米軍統治下における沖縄の社会福祉史に関する史料を収集・分析し、それをふまえて沖縄社会の共同性と社会福祉に関する理論的な考察を行う。具体的には、次の3つの内容によって構成される。 (1)戦前沖縄の社会事業に関する制度・施策、行政組織、施設・団体についての考察 (2)米軍統治下沖縄の社会福祉に関する制度・施策、行政組織、施設・団体、および先駆的な社会福祉実践についての考察 (3)沖縄社会の共同性に関する研究史の整理と沖縄住民のアイデンティティ形成との関連についての考察
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