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2008 年度 実績報告書

インターネット上の知識共有コミュニティに関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 20530583
研究機関神戸学院大学

研究代表者

三浦 麻子  神戸学院大学, 人文学部, 准教授 (30273569)

キーワード電子コミュニティ / 知識共有 / 対人コミュニケーション / テキストマイニング / 質問紙調査
研究概要

平成20年度には以下の3点について研究を実施し,成果を得た.
まず,既に取得しているQ&Aコミュニティ参加者の質問紙調査データについて,特にコミュニティ観に関する自由記述を対象としてテキストマイニングによる分析を行った.その結果,質問を主に投稿する参加者たちは気軽に知識が得られる場としての有用性を,回答を主に投稿する参加者たちは知識共有を自ら積極的に推進できる場としての有用性を重視していること,さらには,コミュニティにおける対人コミュニケーションが果たす役割の認識については,従来の対人コミュニケーション研究で指摘されてきたのと同様の性差が存在することが示された.こうした分析結果は学術論文としてまとめ,ピアレビュー誌(社会心理学研究)に投稿した.現在,審査中である.
さらに,コミュニティのシステム変更(パソコンに加えて携帯電話端末からも投稿が可能になったこと)が知識共有コミュニティにもたらした変化を実証的に検討する質問紙調査を実施し,同時に協力者の行動ログを取得した.両システム合計で2万件を超えるデータを収集することができ,分析を行った.結果(システム間比較および以前の調査とのメディア間比較)については,日本社会心理学会と人工知能学会の年次大会において報告した.
また,既に取得している質問紙調査データと比較可能なもう一つのデータとして,次年度以降に実施を予定している異なるタイプの知識共有コミュニティとの比較検討のための調査については,計画の立案と具体的な調査項目の選定を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 知識共有コミュニティを創り出す人たち(6)-第2回調査データの分析 : 仮説モデルの検証に向けて2008

    • 著者名/発表者名
      三浦麻子, 川浦康至, 地福節子, 大川英哉, 竹内美尋, 岡本真
    • 学会等名
      日本社会心理学会第49回大会発表論文集
    • 発表場所
      かごしま県民交流センター
    • 年月日
      2008-11-03
  • [学会発表] モバイル化で知識共有コミュニティは変容するのか2008

    • 著者名/発表者名
      三浦麻子, 川浦康至, 地福節子, 大川英哉, 竹内美尋, 岡本真
    • 学会等名
      人工知能学会第22回全国大会
    • 発表場所
      ときわ市民ホール(旭川)
    • 年月日
      2008-06-11

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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