研究概要 |
本年度は,3ヶ年の研究の最終年度ということで,下記の2点を研究目的として,研究を遂行した。 (1)Webベースのデータベースの構築:インターネット上にデータベースサーバを公開することで,アカウントを有していれば,どこからでもアクセス可能となるシステムを構築する。 (2)データベースのユーザビリティに関する整備:心理統計教育に携わる大学教員に,データベースを実際に利用してもらい,利用者からのフィードバックを収集し,データベースの改良を行う。 構築したデータベースは,利用者は各自のコンピュータ上でWebブラウザを使ってWebサーバ上のフォームから項目の検索を行い,検索結果や実際の問題はブラウザ上に表示されるという3層クライアントサーバシステムを採用している。1.出題分野(12カテゴリ)2.出題形式(正誤判断,多肢選択,短答,論述)3.問題文(全文検索)の3つのキーを組み合わせて項目を検索紫する。 検索結果には,各問題につけられたタイトル,問題本文の一都や当該項目の詳細へのリンク等を一覧表にしたものが表示される。各項目のリンク先では,問題文や解答,および解説ファイルへのリンクのほか,その項目につけられたコメントの一覧が表示され,そのページから新たにコメントを書き込むこともできる。 本研究組織の先行研究(基盤研究(C)課題番号:17530478)で実施した心理統計教育に関する調査の協力者となった大学教員を中心に,アカウントの配布とデータベースのユーザビリティ等のアンケート調査を実施することとした。試用依頼に承諾した教員を対象としてアカウントを配布し,小規模な試験的運用を実施の体制を整えた。
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