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2010 年度 実績報告書

音声コミュニケーションを支える論理的思考・表現応答能力と対人認知能力の教育評価

研究課題

研究課題/領域番号 20530617
研究機関独立行政法人大学入試センター

研究代表者

内田 照久  独立行政法人大学入試センター, 研究開発部, 准教授 (10280538)

研究分担者 石塚 智一  独立行政法人大学入試センター, 研究開発部, 教授 (00168238)
杉澤 武俊  新潟大学, 教育学部, 准教授 (30361603)
キーワード音声コミュニケーション / リスニングテスト / 韻律的特徴 / 発話速度 / 基本周波数 / 性格特性5因子モデル / 性格印象 / 印象形成
研究概要

本研究では,音声コミュニケーション能力の総合的な教育評価方法の開発を目的としている。そこでは,論理的思考能力や表現応答能力といった言語的能力の側面に加えて,対人的な認知推論能力を測定の対象とした新しいコミュニケーション能力テストの開発をめざしている。
今年度は,従来型のリスニングテストが測定しているものが,言語能力や他の教科学力と,どのような関連性があるかを分析した。そこでは,センター試験の試験成績を分析資料として,それぞれの教科科目間の学力の布置と歴史的推移を検証した。その結果は,日本テスト学会誌に学術論文として採録された。
また,対人的な認知推論能力の検討のため,音声の明瞭性や話し方の特徴から話者の人柄や性格を推測する聴覚実験の分析を進めた。それを通じて,音声コミュニケーション場面で相手の特徴を推し量る手がかりとしている音響的特徴を検討した。その結果,音声の韻律的特徴量と話者の性格特性印象の間には,非線形な関係性があることが明らかとなった。これらの研究の成果は,国際応用心理学会議,及び日本心理学会第73回大会で発表したところである。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 大学入試センター試験のリスニングテストが測定する学力の布置2010

    • 著者名/発表者名
      内田照久・杉澤武俊・伊藤圭
    • 雑誌名

      日本テスト学会誌

      巻: Vol.6 ページ: 103-111

    • 査読あり
  • [学会発表] 音声中の母音のコントラストが話者の性格印象に与える影響2010

    • 著者名/発表者名
      内田照久
    • 学会等名
      日本心理学会第74回大会発表論文集
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      20100900
  • [学会発表] Multidimensional relationships between prosodic features of speech sound and personality impressions.2010

    • 著者名/発表者名
      Uchida, T., Uchida, C.
    • 学会等名
      the 27th International Congress of Applied Psychology
    • 発表場所
      Melbourne, Australia
    • 年月日
      20100700

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公開日: 2012-07-19  

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