• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

重度・重複障害児における共同注意の障害と発達支援の要因に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20530618
研究機関福岡大学

研究代表者

徳永 豊  福岡大学, 人文学部, 教授 (30217492)

キーワード重度・重複障害 / 共同注意 / 発達支援 / コミュニケーション
研究概要

重度・重複障害児を対象として、共同注意行動が形成される前後における発達項目である共同注意関連行動を手がかりに、その発達の様相を検討した。重度・重複障害児を対象として、共同注意行動が形成される前後における発達評価とその発達支援の要因を検討し、学習到達度チェックリストの活用を行った。
1)重度・重複障害児の発達評価項目の整理
前年度、「対象への注意」から「注意の共有」までの共同注意関連の30項目からなる行動評価の改訂版(大神2001)を基礎としながら、遠城寺式乳幼児分析的発達検査と新版K式発達検査の項目を参考に、1歳程度及び1歳以下の発達を評価する項目を整理した。これを活用しながら、5事例の重度・重複障害児の発達評価を行い、評価項目の改訂を行った。
2)発達評価の項目の妥当性の検討
重度・重複障害児が教育を受けている特別支援学校(肢体不自由)で、小学部において重複障害の指導を担当している教諭10名に、この発達評価の項目により、重複障害児の実態把握を実施し、項目ごとの行動記録をまとめた。さらに、根拠となる行動と次の指導の目標設定を整理した。
3)重度・重複障害児の指導場面における発達評価の実施
上記の発達評価項目にもとづき、重度・重複障害児の授業経過についてまとめ、一年間の発達評価や行動特性を検討した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] イギリスにおける障害のある子ども学習評価(1)2009

    • 著者名/発表者名
      徳永豊
    • 雑誌名

      教育と医学 674号

      ページ: 90-97

  • [雑誌論文] イギリスにおける障害のある子ども学習評価(2)2009

    • 著者名/発表者名
      徳永豊
    • 雑誌名

      教育と医学 675号

      ページ: 98-106

  • [学会発表] 学習到達度チェックリストを活用した評価と目標設定2009

    • 著者名/発表者名
      徳永豊, 古山勝, 吉川知夫, 一木薫
    • 学会等名
      日本特殊教育学会第47回大会
    • 発表場所
      栃木県
    • 年月日
      20090900
  • [学会発表] 重複障害児との相互交渉における大人の明確化要請と子どもの応答2009

    • 著者名/発表者名
      吉川知夫, 徳永豊, 古山勝, 一木薫
    • 学会等名
      日本特殊教育学会第47回大会
    • 発表場所
      栃木県
    • 年月日
      20090900
  • [学会発表] 重度・重複障害児における姿勢・運動と共同注意関連行動の発達支援に関する研究2009

    • 著者名/発表者名
      古山勝, 徳永豊, 吉川知夫
    • 学会等名
      日本特殊教育学会第47回大会
    • 発表場所
      栃木県
    • 年月日
      20090900
  • [図書] 重度・重複障害児の対人相互交渉における共同注意―コミュニケーションの基盤について―2009

    • 著者名/発表者名
      徳永豊
    • 総ページ数
      157
    • 出版者
      慶應義塾大学出版会

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi