研究概要 |
本研究の主たる目標はサイコメトリックス検査に新しい観点を取り入れた評価システムの構築と,脳外科,神経内科,放射線科,感染症内科(HIV)の医師へpsychometrics心理検査の有用性について,神経神学的コンサルテーションの施策を設計することにある。さらに本研究はサイコメトリックス検査が、脳障害者の認知機能評価の有用な診断と治療に有効な道具であることを医療従事者に理解を促し,その社会的貢献を目指す。 今年度は,昨年同様に我々が開発した神経心理・認知機能検査バッテリーを上述した科に入院・通院している患者群に実施し,その検査結果とMRIやSPECT画像などの脳画像に見られる脳障害の部位や程度との関係性について検討してきた。また,その結果を神経心理学的所見としてどのように記述することが,神経心理学的コンサルテーションに繋げることができるかという,その明確化を模索し,その結果を日本生理心理学会,九州心理学会,沖縄心理学会で発表してきた。 さらに,その診断評価にもとづいた,脳損傷者の認知リハビリテーションの応用的基礎研究を作業療法ジャーナル学会誌に発表した。
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