本年度は科研プロジェクトの第1年目であり、第2年目から本格的に教育情報雑誌の書誌的研究や内容分析を行うための基礎作業を中心に行った。 1.明治期から戦前期までを視野に入れ、国立国会図書館、立教大学新座保存書庫などの蔵書雑誌を精査した。 2.『心理研究』『日本心理学雑誌』『心理学研究』『変態心理』『児童研究所紀要』『応用心理』『教育心理研究』『応用心理』『学校衛生』等を研究対象として検討した。 3.上記の作業の上に、各雑誌の目次と奥付を収集、記事のトピックと領域・執筆者名・編集者名・発行年月日等に即してデータベースを作成した。 4.文献・資料の収集として、『心理研究』『心理学研究』等を購入した。 5.「11.研究発表」に記す研究業績を発表した。 6.次年度の研究計画としては、日本心理臨床学会第28回大会(2009年9月20日〜22日)において、「雑誌『児童研究』の研究(4)-「論説」欄にみられる「心理」関連情報の分析を中心として-)」を発表する予定である。
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