研究課題
基盤研究(C)
性犯罪被害者に対する第三者からの非難をもたらす要因を明らかにするために二つの調査をおこなった。その結果、従来言われてきた性犯罪観や性役割観は、その内容によって細分化して検討する必要性が示された。また、責任帰属の心理的メカニズムとしてShaverやWeinerが指摘していた事前の注意に対する評価者の厳しい判断が被害者への責任帰属をもたらすことが明らかとなった。また被害による心理的影響を小さく評価することが被害者への責任帰属を強まることも示された。
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駿河台大学論叢 40
ページ: 161-172