研究課題/領域番号 |
20530645
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研究機関 | 金城学院大学 |
研究代表者 |
川瀬 正裕 金城学院大学, 人間科学部, 教授 (80224781)
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研究分担者 |
仁里 文美 金城学院大学, 人間科学部, 准教授 (80350966)
今村 友木子 金城学院大学, 人間科学部, 准教授 (80342111)
井手 裕子 金城学院大学, 人間科学部, 助教 (70513894)
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キーワード | 地域援助 / 特別支援教育 / 実態調査研究 / 児童・生徒への支援 / 事例研究 / 大学臨床心理学資源 |
研究概要 |
22年度に行った研究の中で主なものについて以下に報告する。 〈特別支援教育の実態調査研究〉昨年度に19年度に行った調査と同様の調査を研究協力者の協力を得て行ったが、22年度はそのデータを分析し、冊子にまとめる作業を行った。この調査は、愛知県内の幼稚園・小学校・中学校・高校・大学へ、特別支援教育への意識、体制の現状などについて回答を依頼したもので、この2年間の体制や教員の意識の変化などを比較対照することを目的としている。この成果については23年度に学会での発表を行う予定である。 〈児童・生徒へのメンタルヘルス評価・支援システムの研究〉 22年度は、昨年度の引き続き、中学生のメンタルヘルスの測定する項目を精選したが、22年度は教師が読み取るサインについて質的研究を行った。この両者からの立体的視点が第二次予防にとって重要であることが示唆された。この成果については23年度に発表を行うこととなっている。 〈児童・生徒への直接的支援の臨床研究〉年間を通して、臨床心理学専攻の大学院生を小学校へ派遣し、教室において特別支援教育の対象児に個別にかかわった。この支援システム全体の検討につなげるために、事例についてまとめる作業に入った。スクールボランティアといった活動が新たな領域になりつつある中で、その有用性の検討は重要な示唆を示すことができるといえよう。これらの事例については、金城学院大学心理臨床相談室紀要にまとめる予定である。 〈子育て支援の実践研究〉 昨年度に引き続き、「子育て講演会」を行い、その後に相談会を実施した。
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