(1)特別支援教育の実態調査 幼稚園・小学校・中学校・高等学校・大学における発達障害児(者)への対応についての調査研究を行う。この調査によって、各学校の中での実情を把握し、臨床心理学的支援のニーズを明らかにする。 (2)児童・生徒のメンタルヘルス評価・支援システムの研究 児童・生徒へメンタルヘルスに関する調査を実施し、要支援児童の発見、支援計画の策定、個別支援計画の策定、クラス全体に対する支援の策定を行い、評価から支援への一貫したシステムの構築を行う。 (3)児童・生徒への直接的支援の臨床研究 (2)および学校現場から要請のある児童・生徒に対して、個別の支援を行い、その方法、教材作成の研究、個別の指導計画の効果的策定と評価の方法を臨床的に検討する。 (4)統合保育への支援の実践研究 障害児を受け入れている幼稚園・保育園を訪問し、教諭・保育士・保護者らとの面談などを行い、支援の効果について分析を行う。 (5)子育て支援の実践研究 大学の地域支援活動として、子育て支援に関する講演会を行うとともに、その場での相談会を実施してその成果について分析を行う。
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