研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、過酷な体験の語りを聴くことが支援者/研究者に与える心理的影響を検討することである。DV(ドメスティックバイオレンス)被害の支援者への面接、心理療法過程の分析、犯罪被害者支援の自己省察などを行った。心理的影響としては、緊張感、無力感、罪悪感、揺らぎなどがある。しかし、DV相談では語り手との距離感に注意を払い、仲間とのつながりを重視すること、心理療法では「物語の力」や「物語る力」を感じること、研究では過酷な体験を公共化する意義を感じることが聴き手を支えると考えられた。
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N:ナラティヴとケア (遠見書房)
巻: 4 ページ: 39-45