目撃者による犯人同定における確信度についての実験で、目撃時に犯人の顔がよく見えたと思うか、判断時にどれくらい時間がかかったと思うか、などが確信度を左右することを明らかにした。容疑者が犯人であるという思い込みの強さは、確信度、および確信度と判断の正確さの関連に影響を与えなかった。目撃者の犯人同定判断が、容疑者が犯人であることの捜査官の確信度をどう変化させるかについて、捜査官は、目撃者と犯人の人種が異なると同定が不正確になることを知っているが、それによって確信度の変化に相違はないことを明らかにした。
|