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2009 年度 実績報告書

帝国大学学生史資料の基礎的研究―東北帝国大学を中心に―

研究課題

研究課題/領域番号 20530681
研究機関東北大学

研究代表者

永田 英明  東北大学, 学術資源研究公開センター, 助教 (20292188)

研究分担者 吉葉 恭行  東北アジア研究センター, 専門研究員 (50436177)
キーワード学生課 / 学生監室 / 学友会誌 / 旧制高校 / アーカイブズ
研究概要

前年度までの成果をふまえつつ、以下の調査研究活動を行った。
(1)東北大学所蔵公文書について、戦前期の学生課文書の調査・整理をすすめ、件名レベルでの検索が可能なデータベースを作成し東北大学史料館のホームページで公開した。また前年度からの継続で医学部学友会誌『艮陵』の記事件名データベースの入力作業を行い、ほぼ完了した。これによって、東北帝国大学の学生史にかかる基礎データの公開・利用環境が大幅に整備された。(2)他大学の学生関係文書との比較研究のため、他大学文書館での資料調査を実施した。北海道大学大学文書館では帝国大学学生監室事務協議会等の調査・資料収集を行った。京都大学大学文書館では第三高等学校の公文書を調査し、文部省と直轄学校の学生対策に関する資料収集を行った。九州大学大学文書館では、戦前期の学生課教務係・学生係の関連文書の調査を行った。またこれらの収集資料の一部について、学生アルバイトによって翻刻・データ入力作業を実施した。これらの結果、昭和初期の学生管理政策をめぐる各帝国大学の関係の動向が一定程度明らかになった。(3)上記の作業を前提に、東北帝国大学を中心とする帝国大学の学生監督組織や文書の比較と、そのなかでの東北帝国大学の特色について分析を行い『東北大学史料館紀要』にて公表した。また前年度実施した戦中期の学生生活に関連するヒアリングの成果をまとめ『東北大学史料館紀要』にて公表した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2010 2009 その他

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 東北帝国大学における学生監督組織とその文書2010

    • 著者名/発表者名
      永田英明
    • 雑誌名

      東北大学史料館紀要 第5号

      ページ: 64-75

  • [雑誌論文] 戦中期の学生生活と「学徒出陣」-遠藤榮一氏への聞き取り調査記録-2010

    • 著者名/発表者名
      永田英明
    • 雑誌名

      東北大学史料館紀要 第5号

      ページ: 76-93

  • [雑誌論文] 東北帝国大学の産学官連携-関係規程の整備過程にみる「実用を忘れざるの主義」路線-2010

    • 著者名/発表者名
      吉葉恭行
    • 雑誌名

      東北大学史料館紀要 第5号

      ページ: 1-16

  • [学会発表] 戦時下の大学院特別研究生制度について-東北帝国大学の事例を中心に-2009

    • 著者名/発表者名
      吉葉恭行
    • 学会等名
      日本科学史学会
    • 発表場所
      九州大学(福岡県)
    • 年月日
      2009-05-23
  • [備考]

    • URL

      http://www2.archives.tohoku.ac.jp

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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