• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

論理的思考力とメタファー形成のためのカリキュラム研究

研究課題

研究課題/領域番号 20530684
研究機関東京学芸大学

研究代表者

浅沼 茂  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (30184146)

キーワード論理的思考力 / アルゴリズム / 順列 / 組み合わせ / メタファー / 児童中心主義 / 体験的活動
研究概要

本年度の研究では、論理的思考力の源となる原型を子どもたちの体験的な活動のどのようなものが役に立つのか、その具体的な活動の単位について探究した。具体的には児童中心主義の学校カリキュラムにあるその諸要素を探った。また、米国などの体験的な活動による能力発達の原型が論理的な思考力のどのような要素へと転換しうるのか探究した。子どもたちが数的な処理と幾何学的な処理の源となるメタファーの形成は、ふだんの生活の中での事物の探究にあり、その具体的な生活財の順列と組み合わせの要素が非常に重要であることが調査の中から明らかになった。論理的な思考力は、問題解決にいたるプロセスの一つひとつのステップをどのように組み立てるかということが大切であり、その解決の手順をどのように習得するかということの解明が重要である。しかし、論理的思考力には、アルゴリズム的な組み合わせの順序をなぞるだけでは解明できない部分があり、その部分は飛躍のように見える。この飛躍をどのように解明するかが今後の課題となる。

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi