平成24年度は、オーストラリアにある私立のシュタイナー学校マウントバーカー・ワルドルフ・スクール(Mount Barker Waldorf School:学校代表Ms. Libbi Turner)とシュタイナー・エデュケーション・ストリームをもつ公立のトリニティガーデン・スクール(Trinity Gardens School:校長Ms. Vicki Stokes)、またフィリピンにある私立のシュタイナー学校マニラ・ワルドルフスクール(Manila Waldorf School:学校代表Dr. Lorelie Tan)の協力で7年生から12年生の生徒ならびに教員にアンケート調査を実施した。加えて、オーストラリアの、公立モンテッソーリ学校パラヒルス・ウエスト・プライマリー・スクール(Para Hills West Primary School:校長Ms. Marg Carter)、私立のモンテッソーリ学校ヒル・モンテッソーリ・スクール(the Hills Montessori School:副校長Ms. Susan Harris Evans)ならびに日本の横浜モンテッソーリスクール(高根澄子校長)を見学し、その実践を観察・調査した。また、上記シュタイナー学校と一般の学校を比較するため、日本の中学・高校の生徒ならびに教員にも同様のアンケートを実施した。データ解析の後、分析結果ならびに5年間の研究成果を論文「シュタイナー教育思想の哲学的基盤」『HABITUS』(17巻、2013年3月)「シュタイナー学校調査報告」『倫理学研究』(21号、2013年6月刊行予定)や科研報告書『R.シュタイナーとM.モンテッソーリの教育思想にみるホリズム的パラダイムの研究』(2013年5月刊行予定)にまとめ、公表した。
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