本研究は1903年から45年までのYWCAの組織・事業活動の悉皆的調査とYWCAの活動に参加した女性のキャリアコースの事例研究により、YWCAが女性キリスト者の知的形成にどう関わり、その文化貢献を通じて日本の近代化に果たした役割を明らかにすることを研究目的としている。(1)日本YWCA及び東京YWCAの機関誌の分析を行い、YWCAの活動を通じて、女性キリスト者の知的形成を明らかにする。(2)海外・国内調査を行い、YWCAの活動家であった大竹満洲子と木村雪に関するライフコース研究を中心に展開する。
|