ニューヨーク市教育長はじめ関係者へのインタビューと、学校やスクールリーダーシップチームの観察調査によって、以下のことを明らかにすることができた。 (1)2002年以降、ブルームバーグ市長の直接管理下におかれた公立学校において、めだった学力の向上は見られず、市長による教育ガバナンス改革との間に相関関係はみられなかった。 (2)州議会の2009年改正の議論をリードした学校ガバナンス改革委員会レポートは、市長介入を市全体の教育改革力能を高める効果があると評価している。 (3)結局、2009年8月、ニューヨーク市公立学校は、いくつかの改善を条件に、2015年まで、引き続き市長の管理下におかれることとなった。
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