本年度は、研究課題に沿って、先行文献研究、国内外における調査、研究会における発表やそれに伴う意見交換並びに情報収集、各種出版活動、研究協議等を行った。 出版活動としては、広島大学高等教育研究開発センターの高等教育研究叢書105として『大学職員の開発-専門職化をめぐって-』を刊行した(編者:大場)。また、同104として刊行した『フランスの大学評価』(編者:大場)においても、フランスの大学教育の質保証についての論考が収録されている。その他、複数の雑誌や著書に本研究に関する論考を寄稿した。 国際会議・海外調査については、山本が、平成20年9月7日〜8日開催のOECD/IMHE(Institutional Management for Higher Education)総会に出席し、各国の高等教育マネジメントの現状と課題について情報収集、意見交換を行った。また、大場が、平成21年3月、フランスにおいて、大学(パリ第9大学等)、質保証機関(研究・高等教育評価機関(AERES))、その他の機関を訪問し、聴き取り調査、資料収集、共同著作に関する打合せなどを行った。 また、日本に滞在していたパリ第10大学の教育学教育研究単位(UFR)教授マリ=フランソワーズ・ファブ=ボネ氏を招聘し、フランスの質保証制度等についての研究会を開催するとともに、共同著作についての打合せを行った。
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