研究概要 |
本年度は、前年度に引き続いて、研究課題に沿って、先行文献研究、国内外における調査、研究会における発表やそれに伴う意見交換並びに情報収集、各種出版活動、研究協議等を行った。今年度は、質保証と密接に関係する「市場化」にも焦点を当てて研究を進めた。 出版活動としては、複数の雑誌や著書に本研究に関する論考を寄稿した。具体的には、著書としては、日本教育行政学会研究推進委員会編『学校と大学のガバナンス改革』教育開発研究所に「ボローニャ・プロセスと学生参加」が、C. Whitchurch & G. Gordon(Eds.), Academic and Professional Identities in Higher Education : The Challenges of a Diversifying Workforce. New York : Routledge.に"Managing academic and professional careers in Japan"が、羽田貴史・米澤彰純・杉本和弘編『高等教育質保証の国際比較』東信堂に「フランスにおける高等教育の質保証」が、それぞれ収録された。雑誌掲載論考については、次頁の一覧の通りである。 学会発表については、日仏教育学会で、大学教育の質保証等に言及しつつ、フランスの大学改革について報告を行った. 国際会議・海外調査については、平成22年3月に、英国(ブリストル、オクスフォード、ロンドン)及フランス(パリ)にて調査を行い、現地の大学で情報収集を行うとともに、関連分野の研究に従事する研究者との情報交換を行った。なお、英国ではブリストル大学において、同教育学研究科の主催で日本の大学改革についてめゼミナー講師を務めた。
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