研究概要 |
本研究の最終年度である平成22年度は、研究課題に沿って、昨年度に引き続いて先行文献研究、国内外における調査、研究会における発表やそれに伴う意見交換並びに情報収集、各種出版活動、研究協議等を行った。本年度は、特に大学のガバナンスとの関係に重点を置いて研究を行った。 出版活動としては、ガバナンスを対象とした論考を複数の雑誌論文・図書(分担執筆)として出版した。具体的には、大場淳(2011)「大学のガバナンス改革:組織文化とリーダーシップを巡って」『名古屋高等教育研究』11,253-272頁やOba,J.(2010).Governance of the Incorporated Japanese National Universities. In K. H. Mok (Ed.), The Search for New Governance of Higher Education in Asia (pp 85-102). New York : Palgrave Macmillanがある。 学会発表については、平成23年1月に、フランスの高等教育についての研究者組織であるRESUP (Reseau d'Etude sur l'Enseignement Superieur)で、日本の国立大学のガバナンス問題を中心として報告を行った。 また、研究協力者の支援を得て、米国の専門職、短期大学の事務職員の開発や専門職化、教職協働等についての研究にも取り組んだ。 以上の研究成果については、研究成果報告書としてまとめることとしている。
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