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2008 年度 実績報告書

沖縄祖国復帰闘争と青年団運動に関する歴史実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 20530739
研究機関熊本大学

研究代表者

山城 千秋  熊本大学, 教育学部, 准教授 (10346744)

キーワード教育学 / 社会教育 / 青年団 / 祖国復帰運動
研究概要

1.祖国復帰闘争期における青年団運動の実際を明らかにするため、歴代会長への聞き取りと記録、論文掲載を行った。沖縄青年連合会の第7代会長(1958年)・外間喜明氏と1962年に事務局長を努めた平田嗣功氏は、沖青連が祖国復帰運動へ立ち上がる際に、尽力を尽くされた方々である。両氏が青年団運動で活躍した1950年代から1960年代前半にかけての沖縄は、まさに米軍政府に対抗する激動の時代であり、「島ぐるみ」の闘争が続き、青年団も祖国復帰と基地問題に対峙してきた。当時の青年たちの逞しさだけでなく、青年団運動を支援してきた琉球政府社会教育課との関係や、全国青年との交流などが生き生きと証言されている。本証言は、「戦後沖縄の激動と青年団運動-戦後沖縄青年運動史の証言(その2・その3)-」として『東アジア社会教育研究』No.13に収録されている。
2.沖縄県青年団協議会が所蔵する資料の大分類を行った。これまで倉庫に未整理の状態で残されていた貴重な歴史的資料を全て整理することを目標に、本年度は大まかな分類作業まで完了することができた。項目としては、A沖青協、B北部町村、C中部市町村、D南部市町村、E宮古、F八重山、G字青年会、H青年隊、I道府県団、J日青協、K復帰協、L県婦連、M教職員会、N県人会、O原水禁、P県公文書、Q市町村文書、R他府県資料、S社協、XXその他、YY不明、に分け、約10日間かけて169箱に分類した。A沖青協については、資料が膨大なため、さらに小区分として21項目に分けた。それぞれの資料は(1)分類記号、(2)分類番号、(3)年月日、(4)表題、(5)作成者、(6)資料形態ごとにデータベースを作成することにしている。本年度は、沖青協定期総会資料(A-1)のデータ入力を試みたが、項目についてさらに検討すべき課題がみつかり、資料公開を視野に入れた入力項目の検討と確定が急がれる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 戦後沖縄の激動と青年団運動-戦後沖縄青年運動史の証言(その2・その3)-2008

    • 著者名/発表者名
      山城千秋
    • 雑誌名

      東アジア社会教育研究 13

      ページ: 189-205

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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