研究課題/領域番号 |
20530747
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研究機関 | 工学院大学 |
研究代表者 |
蔵原 清人 工学院大学, 工学部, 教授 (50178092)
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研究分担者 |
山崎 準二 東洋大学, 文学部, 教授 (50144051)
八木 英二 京都橘大学, 文学部, 教授 (30071278)
吉岡 真佐樹 京都府立大学, 福祉社会学部, 教授 (80174895)
加島 大輔 愛知大学, 文学部, 助教 (90555442)
瀧本 知加 大阪市立大学, 大学院・文学研究科, 特任講師 (10585011)
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キーワード | 教員免許制度 / 教育職員免許法 / 教育職員免許法施行規則 / 教員の資格取得コース / 免許状の「区分」 / 教員の実践的指導力 / 教員免許行政 |
研究概要 |
近年教員の免許や必要とされる資質についての議論が盛んであるが、それらの議論では、法律の条文を検討しているものの、教員免許が社会的法的制度として存在していることの意義の研究がほとんどないことは教員免許研究としては大きな弱点であろう。本研究はこうした状況を踏まえて教員免許の法的制度的基礎について解明しようとするものである。この研究は教員の資格・資質の議論に対して、これまでに見られなかった視点、すなわち教員免許がどのような意義を持ち、機能を果たしているかを法的制度的側面から明らかにするものとなろう。 本年度は研究の第3年度として、研究計画(1)の免許制度の歴史的変遷をまとめる課題は、昨年度まとめた資料集に基づきこれまでの教育職員免許法施行規則の改正意図を検討した。研究計画(2)の外国研究についてはこれまで実施した海外調査に基づき、論文として成果をまとめている。研究計画(3)の「戦後の教員免許制度の成立と法的枠組みの原理を解明する」課題については免許法の法的性格の検討を進めるとともに免許状の「区分」の意義および教員の資格取得のコースの検討を行った。今後の課題についても検討を行っている。 全体の研究会は2010年12月に京都で、2011年2月に東京で、合わせて2回行われ、各自の研究の進展を報告し本研究についての問題意識の共有を進めた。10年度の研究成果については別途報告書をまとめ、2011年3月19日に刊行した。本年度は瀧本知加を研究分担者に加えた。(610字)
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