研究課題/領域番号 |
20530765
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
佐藤 由利子 東京工業大学, 留学生センター, 准教授 (50323829)
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研究分担者 |
近藤 佐知彦 大阪大学, 国際教育センター, 教授 (70335397)
堀田 泰司 広島大学, 国際センター, 准教授 (40304456)
恒松 直美 広島大学, 国際センター, 准教授 (60363008)
野水 勉 名古屋大学, 留学生センター, 教授 (50175527)
太田 浩 一橋大学, 国際教育センター, 教授 (70345461)
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キーワード | 短期留学 / 日本 / 非英語圏EU / 日本語教育 / 学生交流 / 企業との連携 / 大学の国際化 / 英語による授業 |
研究概要 |
(1)非英語圏EU諸国と日本への短期留学がどのように評価されているのかを、両地域への短期留学生や大学関係者のオンライン調査回答421件の分析、米国、オーストラリア、EUの関係者へのインタビューや資料分析等から解明し、各々の強み弱みを分析した。日本では「英語による専門分野の授業の質と量」「日本人の英語力のなさによるコミュニケーション不足」の2つが大きな問題として挙げられた (2)非英語圏EU諸国と日本における短期留学による高等教育国際化の促進状況と課題を、政策比較、EU及び日本の国公私立大学における事例分析、インタビュー等に基づいて解明した。 (3)非英語圏EU諸国と日本の短期留学における企業等との連携の現状と課題について、EU委員会でのインタビューに基づく政策比較、日本、EU、韓国での連携事例分析等を通じて解明した。 (4)以上の分析を通じ、今後の日本の学生交流の拡充に向け、「縦」「横」2つの軸から検討する必要を指摘した。「縦」とは、留学前、留学中、留学後という留学生の3つの時間軸にそった拡充策の検討である。「留学前」の海外における日本語・日本文化普及活動を強化する必要がある。「留学後」のキャリア形成を支援する活動をプログラムに組入れることも、日本の短期留学の魅力を高めることになる。「横」とは、企業、地方自治体、国内外の大学、国際機関等と互いの強みを持ち寄り、弱みをカバーし合う連携スタイルである。このような「縦」「横」を視野に入れつつ、アジアにおける魅力ある持続可能な学生交流のビジョンを策定することが必要である。
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