北東北における生活綴方教育実践に関する調査・研究-戦後社会科実践との関連から-

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20530795
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 教科教育学
• 研究機関: 岩手大学
• 研究代表者: 土屋 直人 岩手大学, 教育学部, 准教授 (10318751)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• キーワード: 教育実践史 / 生活綴方 / 北方性教育 / 社会科教育史

研究概要

本研究では、北東北(青森、秋田、岩手)3県において、戦前および戦後初期、生活綴方教育実践を展開した教師たちの実践の実際の一部と、それらの特質について検討した。本研究では、第一次資料や聞き取り調査の中から、「社会科前史」にあった戦前の生活綴方教育実践の実像、個々の教師の内面に蓄積された教育的知見を指摘した

研究成果

• [雑誌論文] 今、北方教育を振り返る意味-卒論検討、講義の中で考えたこと- (2010)
  • 著者名/発表者名: 土屋直人
  • 雑誌名: 民主教育研究所年報2009地域に根ざす教育運動の歴史と現在(民主教育研究所編) 巻: 第10号 ページ: 80-105
• [雑誌論文] 「イサワ教育こんわ会」の憲法科特設論について (2010)
  • 著者名/発表者名: 土屋直人
  • 雑誌名: 岩手大学教育学部研究年報 巻: 第69巻 ページ: 23-44
• [雑誌論文] 「鈴木喜代春著『子どもとともに-私の教育実践史-』解説」(同書に所収の巻末「解説」) (2009)
  • 著者名/発表者名: 土屋直人
  • 雑誌名: 教育新聞社 ページ: 799-809
• [雑誌論文] 永井庄蔵の「憲法科を創設することの提案」を読む (2009)
  • 著者名/発表者名: 土屋直人
  • 雑誌名: 『岩手の歴史地理教育』(歴史教育者協議会岩手支部) 巻: 第8号 ページ: 92-103
• [雑誌論文] 1935年前後における北方教育運動の一断面-吉田農の一論稿から- (2009)
  • 著者名/発表者名: 土屋直人
  • 雑誌名: 『岩手大学文化論叢』(岩手大学教育学部社会科教育) 巻: 第7・8巻 ページ: 113-144
• [学会発表] 北方性教育運動と「生活綴方的教育方法」-東北民教研の実態調査から- (2010)
  • 著者名/発表者名: 田中武雄、土屋直人, ほか2名
  • 学会等名: 日本教育方法学会第46回大会
  • 発表場所: 国士舘大学文学部(東京都)
  • 年月日: 2010-10-10
• [学会発表] (共同研究代表者:臼井嘉一)「戦後日本の教育実践(6)-地域教育実践の事例的研究(京都・北海道を中心に)-」 (2009)
  • 著者名/発表者名: 臼井嘉一、土屋直人, ほか10名
  • 学会等名: 日本教育学会
  • 発表場所: 東京大学教養学部(東京都)
  • 年月日: 20090828-29
• [学会発表] (共同研究代表者:臼井嘉一)「戦後日本の教育実践(5)-「全国青年教師連絡協議会」(全青教)と地域における教育実践の展開-」 (2009)
  • 著者名/発表者名: 臼井嘉一、土屋直人, ほか10名
  • 学会等名: 日本教育学会
  • 発表場所: 東京大学教養学部(東京都)
  • 年月日: 20090828-29
• [学会発表] 戦後初期青森における鈴木喜代春の生活綴方実践について (2008)
  • 著者名/発表者名: 土屋直人
  • 学会等名: 日本社会科教育学会第58回全国研究大会
  • 発表場所: 滋賀大学教育学部
  • 年月日: 2008-10-10
• [図書] 「第2章実践編国際経済の授業実践例-「政治・経済」-(南北問題と国際協力)」「第3章理論編平和教育」 (2011)
  • 著者名/発表者名: 土屋直人
  • 総ページ数: 102-109,136-141
  • 出版者: 清水書院
• [図書] 歴史教育・社会科教育の動向 (2010)
  • 著者名/発表者名: 土屋直人
  • 総ページ数: 182-188
  • 出版者: 歴史教育・社会科教育年報2010年版-東アジアの平和構築に向けて-
• [図書] 「法制及経済科」「公民教師用書」 (2009)
  • 著者名/発表者名: 土屋直人
  • 総ページ数: 272
  • 出版者: 第一学習社