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2008 年度 実績報告書

ゲーミング・シミュレーション「裁判員裁判」の開発-法曹三者と連携した法教育実践-

研究課題

研究課題/領域番号 20530796
研究機関秋田大学

研究代表者

井門 正美  秋田大学, 教育文化学部, 教授 (60312691)

キーワード法教育 / 裁判員裁判 / 法曹三者 / 役割体験 / 社会科教育
研究概要

本年(2009年)、5月に始まる裁判員制度の下では、国民の法的リテラシーが求められている。しかし、法的リテラシーは知識のみならず運用能力が含まれるため、これまでの知識伝達型の教育ではそうした力を育成することはできない。本研究は、筆者の提案する役割体験学習論を基づいて、法曹三者との連携を図り、ゲーミング・シミュレーション「裁判員裁判」を開発し実践して、将来裁判員になりうる学習者に対して、知識と行為の統一的な学習による社会的実践力(法的リテラシーや公民的資質等)を育成しようとする試みである。平成20年度〜22年度までの3年間の計画である。
平成20年度は裁判員裁判に関する文献及び実地調査を実施すると共に、法曹三者の協力を得てゲーミング・シミュレーション「裁判員裁判」を開発し実践した。すでに、平成18年度採択の秋田大学の特色ある大学教育支援プログラム「ゲーミング・シミュレーション型授業の構築」において、平成18年に実施した「法曹三者と学制による裁判員制度の模擬裁判」を礎として、特に、20年度では、学生が作成したシナリオに基づき、法曹三者と共に裁判員模擬裁判を実施するというオリジナリティをもたせて実施した。以下、実施内容を略記しておきたい。
前期法教育及び裁判員裁判に関する講義、刑事裁判の傍聴、弁護士・検察官による講義模擬裁判シナリオ作成、ネット裁判員模擬裁判、検察庁における検察官との面談・討議等
後期日本社会科教育学会における学会発表、シナリオ完成、模擬裁判の実施、事後討議秋田市立外旭川中学校における模擬裁判授業の実践、教員と学生による研究のまとめホームページによる研究成果の公開、法教育DVDの取材とコンテンツの作成等

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 役割体験学習論に基づく法教育の実践-ネット裁判員模擬裁判を事例として-2008

    • 著者名/発表者名
      井門正美・三浦広久
    • 学会等名
      日本社会科教育学会
    • 発表場所
      岐阜大学
    • 年月日
      2008-10-11
  • [備考]

    • URL

      http://namahafe.is.akita-u.ac.jp/~gpuser/mofi_saiban/index.html

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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