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2009 年度 実績報告書

地域プロジェクトと連携した大学美術教育カリキュラムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 20530798
研究機関宇都宮大学

研究代表者

日原 公大  宇都宮大学, 教育学部, 教授 (10134256)

研究分担者 山口 喜雄  宇都宮大学, 教育学部, 教授 (90292573)
梶原 良成  宇都宮大学, 教育学部, 教授 (70334076)
松島 さくら子  宇都宮大学, 教育学部, 准教授 (60344909)
株田 昌彦  宇都宮大学, 教育学部, 講師 (50515971)
キーワード教育学 / 芸術諸学
研究概要

本研究の目的は教員養成大学での美術の専門科目群の学習に、地域プロジェクトと連携した内容を取り入れて学生が自らの学びを省察し真正な学びへ進化させていくための課題を検討し、新たかカリキュラムを構想、実践し検証するものである。具体的内容は大田原市で毎年5月に開催される美術展覧会を使い、中学校の対話型美術鑑賞授業を充実させる為の鑑賞ツールの作成を考えた。まず、展覧会に出品する作家4名(絵画3名、彫刻1名)を2月15日、2月16日、大学に招聘し講演を行った。その内容は各作家の作品のコンセプトをプロジェクターなどを使用して実際の映像を通し創造行為のプロセス、美術表現の多様性、重要性を理解することを目的とした。また、2月12日から市内のギャラリーで宇都宮大学教員展を開催し美術専攻の学生を前にして教員は自己の作品を解説するとともに独自の芸術論を発表し質疑応答を行った事により、芸術家は様々な思考、環境、方法等により多種多様な創造の可能性を生み出すことを体感させた。以上の作家から直接に話を聞くという体験は、創作上の手がかりを具体的に実感し得た事が学生自身、創作する上で大いに意義があつた。更に、デザイン領域では、大田原市街角美術館の展覧会ポスター、パンフレット、案内状などのデザイン提案をした。これは3年次の学生に大田原市の特徴、美術展で発表する4作家の作品を総合的に調査、研究してデザインをしたもので4月15日大田原市民で構成する大田原市街角美術館運営委員の前で11人の学生が各自のデザイン作品のプレゼンデーションを履行し作品の趣旨、技法、特徴などを発表した。その結果1名の作品が選ばれてポスターになった。以上の成果より自らの学びの重要性を学生自身が体感して自らの学びにフィードバックさせ、学力向上を図ることが出来る。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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