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2009 年度 実績報告書

昭和初期小学校音楽科教育の形成過程に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20530803
研究機関千葉大学

研究代表者

本多 佐保美  千葉大学, 教育学部, 准教授 (90272294)

キーワード音楽教育実践史 / 教育学
研究概要

本研究の目的は、我が国の小学校音楽教育が唱歌教育から脱皮し、音楽科教育としての成立条件を整備していった昭和初期、1930~40年代の動向に焦点を当て、その形成過程の諸相を明らかにすることにある。
平成21年度は、昨年度の研究成果を受けて引き続き、当時の学校現場の状況をミクロに把握する事例研究として長野県飯田市と上田市への調査を実施した。先行する飯田調査に比較するため、同じ長野県でも地域特性の異なる上田市においても、市街地に位置する清明小、および郊外に位置する塩尻、神科、豊殿の各学校の所蔵文書資料等の調査をすすめた。それをもとに次年度には、上田市における当時の子どもたちへのアンケート調査を実施予定である。
平成21年度(22年)3月の洋楽文化史研究会において、飯田地域と上田地域の比較を含め、事例研究を地域特性と学校音楽文化という視点、およびメディア論的論考を背景とする蓄音器やレコード、楽器といったモノ的要素に着目してまとめ口頭発表を行った。モノ的要素に着目することによって、学校予算と寄付の文化の関係、また青年団や青年学校における音楽活動と小学校(国民学校)の音楽活動との関わりの様相が明らかになった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 昭和初期小学校音楽科教育の形成過程に関する研究-長野県飯田市の事例をとおしてみる地域と学校2010

    • 著者名/発表者名
      本多佐保美, 西島央, 永山香織, 大沼覚子, 藤井康之
    • 雑誌名

      千葉大学教育学部研究紀要 第58巻

      ページ: 127-135

  • [学会発表] 備品・教育費からみる学校と地域の音楽関係史-昭和10年代の長野県を事例に2010

    • 著者名/発表者名
      本多佐保美, 西島央, 大沼覚子
    • 学会等名
      第60回洋楽文化史研究会例会
    • 発表場所
      東京大学駒場キャンパス
    • 年月日
      2010-03-07

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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