研究概要 |
本研究は、W.ロッシャーが提唱する<統合的音楽教育論IntegrativeMusikpadagogik>を批判的に検討し、<音楽>と<ことば>の統合的アプローチから自文化および異文化の理解を促す、教師教育における教授法モデルの開発を行った。ドイツ語圏の研究者の協力を得て、<受容的教授法>による4つのプロジェクトと、<生産的教授法>による6つのプロジェクトを実施した。研究の成果は、ミュンヘンGasteig Carl-Orff Saal,ザルツブルグSchloss Frohnburg,東京・両国シアターX、東京・ルーテル市ヶ谷センターホール等で公表された。さらに、参加者の質問紙の分析、ドイツ語圏の研究協力者のレビューから、各実践モデルの教育的意義と有効性を省察・実証した。
|