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2009 年度 実績報告書

臨床的協働研究による日韓相互理解をめざした歴史教育の基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 20530810
研究機関上越教育大学

研究代表者

釜田 聡  上越教育大学, 大学院・学校教育研究科, 教授 (60345543)

キーワード国際理解教育 / 歴史教育 / 日韓相互理解
研究概要

平成21年度は,主に基礎資料の収集・整理と分析・検討,研究成果の一部公表を行った。
具体的な研究成果及び研究成果の公表は,次のとおりである。
1基礎資料の収集・整理と分析・検討
(1)現地調査での資料収集
平成21年12月,ソウル市と公州市において,現地調査を行い,資料収集を行った。
訪問先は,次のとおりである。
ソウル市:景福宮,戦争記念館
公州市:国立公州博物館,宋山里古墳群,武寧王陵
この現地調査によって得た資料については,教材化に向けて協議中である。
(2)日韓双方の学習指導要領の検討
日本と韓国の相互理解のための知見を得るため,日韓双方の学習指導要領や教育課程を比較検討した。その結果,ESD教育の視座から,日韓相互理解のための教育(歴史教育)を位置づける方向性が確認された。
2アンケート項目の作成と授業実践
日韓学生の歴史認識の実態把握を数量的・質的に比較するための基礎的調査研究を行った。次に,現地調査の結果をもとに,授業実践を行い,最終年度に向けての研究課題を焦点化した。
3研究成果の公表
平成21年6月京都で開催された日本国際理解教育学会において,「持続発展教育(ESD)と日韓相互理解のための教育-日本と韓国の歴史認識にかかわる諸問題を中心にして-」と題しての発表を行い,基礎調査や各種アンケート調査の結果を公表した。
また,釜田聡と許信恵との協働研究の成果を発表した。釜田聡,許信恵,「持続発展教育(ESD)と日韓相互理解のための教育-日本と韓国の歴史認識にかかわる諸問題を中心に-」,『上越教育大学研究紀要』VOL.29,上越教育大学,pp.57-66
以上の研究成果は,今後の日韓相互理解のための教育にとって,新しい方向性を示すものであり,平成22年度の本研究における基盤研究となるものである。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 持続発展教育(ESD)と日韓相互理解のための教育-日本と韓国の歴史認識にかかわる諸問題を中心に-2010

    • 著者名/発表者名
      釜田聡, 許信恵
    • 雑誌名

      上越教育大学研究紀要 29

      ページ: 57-66

  • [雑誌論文] 『ポニョの海』が取り結ぶ日韓の現在・過去・未来-『持続可能な開発のための教育(ESD)』の視点から-2010

    • 著者名/発表者名
      釜田聡
    • 雑誌名

      『教育実践学へのいざない』全259頁,能登印刷株式会社(上越教育大学学校教育実践研究センター編)

      ページ: 20-29

  • [学会発表] 持続発展教育(ESD)と日韓相互理解のための教育-日本と韓国の歴史認識にかかわる諸問題を中心にして-2009

    • 著者名/発表者名
      釜田聡
    • 学会等名
      日本国際理解教育学会
    • 発表場所
      同志社女子大学
    • 年月日
      20090613-20090614

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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