研究課題/領域番号 |
20530840
|
研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
大谷 良光 弘前大学, 教育学部, 教授 (40333702)
|
研究分担者 |
佐藤 紘昭 弘前大学, 教育学部, 教授 (70249944)
蝦名 敦子 弘前大学, 教育学部, 教授 (20302010)
|
キーワード | 青森ねぶた祭り / 弘前ねぷた祭り / 地の伝統文化と学校教育 / 行事の教材化 / 行事のカリキュラム開発 |
研究概要 |
本研究は4年間を予定し、本年度は第1年目として、学校としてねぶた・ねぷたに関わっているかの「学校調査」、子どものねぶた・ねぷたへの「意識調査」『子ども関わり調査」を行い、意識・関わりの状況を明らかにした。これらの調査は前年度からの継続として行い、小・中・高生4000名のデータを収集し、分析・検討して「青森ねぶた・弘前ねぷたの子ども意識と祭りへの子どもの『思い』調査報告書」「小・中学校でのねぶた・ねぷたと教育との関わり調査報告書」としてまとめた(Webページ掲載)。また、この結果から『提言』をまとめ、これを平成20年7月7日に青森ねぶた祭り実行委員会、弘前ねぷた祭り実行団体、両市の教育委員会に提出し、あわせて記者会見を行った。これらは、東奥日報社、読売新聞社等5社が報道し(Webページ掲載)、関係者から協賛の声が寄せられた。 上記の調査から、祭り運行団体が「学校教育との関わりをどのように考えているか」を調べる必要性が判明したため、また、前調査で高校生の「意識調査」サンプルが不足していたことと、ねぶた実行委員会から「若者のハネト離れ」の実態について究明してほしいとの依頼があったため、これらの調査を、平成20年の秋に実施した。この調査の集計が本年度終了したため、論文としてまとめ、平成21年6月にその成果と『提言』を記者会見して発表する予定である。 また、ねぶた・ねぷたを教育に取り入れている学校への「聞き取り調査」と「映像記録訪問校」依頼は、十分に進めることができなかったが、高等学校1校、中学校1校、小学校1校と「映像記録訪問」の承諾が得られた。次年度は、研究後半のカリキュラム開発のための基礎データとしての、ねぶた・ねぷた実施校での聞き取り調査と「映像記録訪問」、それらの整理が課題となる。
|