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2009 年度 実績報告書

身体を使った遊びを通して自然現象を理解する動く遊具の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20530847
研究機関山梨大学

研究代表者

村松 俊夫  山梨大学, 教育人間科学部, 教授 (00262642)

キーワード教材開発 / "触知"による教育
研究概要

本研究の目的は、様々な形態が持つ基本的な性質(動き・錯視)について、造形芸術的側面と科学的側面からアプローチし、造形教育(デザイン)のみならず理科教育(物理)や数学教育(幾何学)の見地からも有用な内容を、体験者が直接手で触って感受できる、あるいはそれに乗って遊ぶことができる大型の教育遊具として開発することにある。さらには、保健体育の領域にも関連する内容を盛り込むことも目指している。
平成21年度の実施では、20年度の研究結果「Space walk on the earth」で課題となっていた中学生以下の生徒・児童が搭乗できる遊具の開発を試みた。その結果、並行して取り組んできた"仮想接地線""仮想支点"の研究による新たな知見もとりいれ、当初の目的である体験型作品「Space walk on the earth II」を"Sphericon"の構造をもとに完成させた。その試作には、それぞれ小学校高学年女子1名・中学年女子1名・幼稚園年長組男女各1名の合計4名の児童に搭乗してもらい、予定通りの滑らかな回転を得ることができた。
この研究成果は、22年度の展覧会における展示(モダンアート展、2010年4月23~28日仙台メディアテーク・7月20~25日京都市美術館)、ならびに国際学会等における口頭発表((1)The 14th International Conference on Geometry & Graphics、2010年8月5~9日、京都大学・(2)基礎造形学会、2010年9月1~5日、大手前大学)、ならびに査読付き学会誌投稿論文(「基礎造形019」)で公表する予定である。
なお、展示に際しては、鑑賞者や体験者から広く意見を聴取し、その反応等を調査したうえで次の試作への参考資料とする。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2009 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 等高重心立体の構造を用いた動く造形のヴァリエーション2009

    • 著者名/発表者名
      村松俊夫
    • 雑誌名

      図学研究 第43巻3号

      ページ: 3-9

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 円錐形をもとにした搭乗型立体造形作品の開発2009

    • 著者名/発表者名
      村松俊夫
    • 雑誌名

      第20回日本基礎造形学会記念大会学術論文集

      ページ: 12

  • [雑誌論文] Space Walk on the earth2009

    • 著者名/発表者名
      村松俊夫
    • 雑誌名

      第10回環境芸術学会記念大会学術論文概要集

      ページ: 22

  • [学会発表] 円錐形をもとにした体験型造形作品の開発2009

    • 著者名/発表者名
      村松俊夫
    • 学会等名
      2009年度日本図学会春季大会
    • 発表場所
      筑波技術大学
    • 年月日
      2009-05-10
  • [備考]

    • URL

      http://www21.ocn.ne.jp/~maa/

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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