研究課題
研究代表者の福本謹一は、課題解決学習を主眼とする英国におけるデザイン教育の評価を行うため、英国の共同研究協力者との連携により、イギリスでのニューキャッスルにおけるWorld Alliance for Arts Educationでアート&デザイン、デザイン&テクノロジーといった新教科における意味づけ、実際の展開事例の考察、評価についての予備的な考察について共同討議を行った。また、ユネスコの芸術教育世界会議(2010年韓国)の準備会議(ユネスコバンコク支局)に参加して、よりグローバルな視点での美術教育の課題について参加国の研究者と交流を行い、デザイン教育低迷の原因や今後の展開可能性について討議を深めた。杉山直樹は、構成教育研究の一環としてネス社の木工玩具を収集、分析を行い、教材化の可能性を探った。また、20年度に収集した英国、台湾等のデザイン教育関連の文献資料の解題を継続して行った。両者は、年度末に日本におけるデザイン教育の見直しの視点として、デザイン教育の資質能力の同定、問題解決能力と造形の関係性、鑑賞学習との連携の3点をまとめた。
すべて 2010 2009
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造形ジャーナル(開隆堂) 4月号
ページ: 2-5
形フォルム(日本文教出版) 4月号
ページ: 4-8
中学校『美術科』年間指導計画のポイント」, 「学校力を高める教育課程経営(高階玲治編)(教育開発研究所)
ページ: 74-75, 184
伝統・文化を美術科でどう指導するか」, 「伝統や文化の関する教育の充実(中村哲編集)(教育開発研究所)
ページ: 148-152