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2009 年度 実績報告書

国際理解教育のワークショップ型教員研修における実践への促進・阻害要因に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20530863
研究機関文教大学

研究代表者

今田 晃一  文教大学, 教育学部, 准教授 (40342969)

研究分担者 手嶋 將博  文教大学, 教育学部, 准教授 (90364736)
多田 孝志  目白大学, 経営学部, 教授 (50341920)
キーワード日本語学習者 / 聴解力 / 評価
研究概要

授業づくりのための教員研修は多く行われているが,その参加者が実際に実践までつながるような事例は極端に少ないのが現状である。そこで本研究では,まず国立民族学博物館との連携による授業づくりを題材としたワークショップ型教員研修を行った。その参加者約20名を追跡調査し,どれぐらいの参加者が実践までいたったのか。また実践につながるための促進要因と阻害要因は何かを明らかにし,今後の教員研修の在り方を検討するのがその目的である。
ところがアンケートや聞き取り調査の結果、多くの学校では研修後の教材研究には基本的にはインターネットを通した情報を活用したいという希望があることが明らかになった。やはり忙しい学校現場においては、インターネットによる情報収集とそれを利用した授業づくりに関する情報が最もほしい情報であるということである。そこで本研究においても、2つの方向で研修が実践へつながる方法を重点的に取り組むこととした。
ひとつは、教員研修用アルトリーチ教材の開発である。これは実際に子どもたちが作った教材をそのまま複製したものが効果的にあることが明らかになった。すなわち教員や大学がつくったものではなく、実際に小学生が作ったものしか教員研修では、興味の対象にならないことが明らかになったからである。
もうひとつは、インターネットを含むICTを活用した研修用の資料やデジタルコンテンツの提供である。この2つの方向性からのアプローチによって、少しずつではあるが、研修が実践へとつながる知見が明らかになってきた。それらに関する論文を次項に示す。

  • 研究成果

    (9件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (4件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 日本文化紹介を目的とした『博物館アウトリーチ教材』の改良とその効果~マレーシアの小学生による評価を受けての実践を通じて~2010

    • 著者名/発表者名
      山田幸生・木村慶太・手嶋將博・今田晃一
    • 雑誌名

      教材学研究(日本教材学会誌) 第21号

      ページ: 291-298

  • [雑誌論文] 『教育の情報化』に向けた体育におけるICT活用の実践2010

    • 著者名/発表者名
      市河大・今田晃一・漆崎英二
    • 雑誌名

      教材学研究(日本教材学会誌) 第21号

      ページ: 165-172

  • [雑誌論文] 日本文化紹介を目的とした『博物館アウトリーチ教材』の開発と実践~マレーシアにおける小・中学生の評価を中心として~2009

    • 著者名/発表者名
      木村慶太・山田幸生・手嶋將博・原田由喜・今田晃一
    • 雑誌名

      教材学研究(日本教材学会誌) 第20号

      ページ: 145-152

    • 査読あり
  • [雑誌論文] iPod を用いた授業づくりの可能性2009

    • 著者名/発表者名
      今田晃一・大西久雄
    • 雑誌名

      文教大学大学院教育学研究科「教育研究ジャーナル」 Vol.2 No.1

      ページ: 3-4

    • 査読あり
  • [学会発表] インターネットを用いた博物館事前・事後学習の在り方~国立民族学博物館のWebベージ情報を活用した教員研修計画2009

    • 著者名/発表者名
      今田晃一・天野加奈子・長田朋之
    • 学会等名
      日本国際理解教育学会第19回研究大会発表要旨集
    • 発表場所
      同志社女子大学
    • 年月日
      20090613-20090614
  • [学会発表] 博物館アウトリーチ教材の開発と実践からマレーシアにおける評価を中心として2009

    • 著者名/発表者名
      山田幸生・中島大輔・手嶋將博・原田由喜・クマラグル・ラマヤ・木村慶太・今田晃一
    • 学会等名
      日本国際理解教育学会 第19回研究大会発表要旨集
    • 発表場所
      同志社女子大学
    • 年月日
      20090613-20090614
  • [学会発表] シティズンシップ教育をめぐるアジアの動向~マレーシアの取り組みを中心として~2009

    • 著者名/発表者名
      手嶋將博
    • 学会等名
      日本国際理解教育学会 第19回研究大会発表要旨集
    • 発表場所
      同志社女子大学
    • 年月日
      20090613-20090614
  • [学会発表] ICT活用から広がる教育効果の可能性~ディジタル紙芝居製作と日韓交流2009

    • 著者名/発表者名
      木村慶太・韓敬九・山田幸生・今田晃一
    • 学会等名
      日本国際理解教育学会 第19回研究大会発表要旨集
    • 発表場所
      同志社女子大学
    • 年月日
      20090613-20090614
  • [図書] 学校と博物館でつくる国際理解教育 中牧弘允・森茂岳雄・多田孝志編分担執筆:今田晃一「カリキュラム開発支援」2009

    • 著者名/発表者名
      今田晃一
    • 総ページ数
      264
    • 出版者
      明石書店

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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